俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
騎士団長は目に入る騎士たち全員の戦いに気を配り、指示や援護をしつつ、自身も多くの敵を倒しているようだ。
(そう言えば、ロイ騎士団長が戦う姿を見たのは初めて。圧倒的に強い……)
騎士団には、ロイ騎士団長よりも入団年数の長い騎士や、年長の者が何人もいる。
その騎士たちに上官だと認められ、遠慮なく命令を下せるのは、誰よりも強いからに他ならない。
(私って、毎晩すごい人に勉強を教わっているんだ……)
アリスが感嘆の息を漏らしたら……突然、足元が揺れた。
驚いて後ろに飛びのくと、今まで立っていた場所だけ、地面が突き上げられるように動いている。
ここは鉄柵から七メートルほど離れた場所で、オリーブの木々に囲まれた中に、馬二頭分ほどの開けた空間だ。
(巨大なモグラでもいるの……?)
目を丸くして二歩先の地面を見つめていると、草の生えた地表が四角くめくれ上がり、その下にあった鉄の蓋ごと押し開けられた。
驚くアリスの目の前に、男がひとり、背中を向けて出てくる。
茶色のズボンに灰色のベストを着て、皺くちゃなハンチング帽を被った男は、風車小屋の中に隠れた悪党である。
(そう言えば、ロイ騎士団長が戦う姿を見たのは初めて。圧倒的に強い……)
騎士団には、ロイ騎士団長よりも入団年数の長い騎士や、年長の者が何人もいる。
その騎士たちに上官だと認められ、遠慮なく命令を下せるのは、誰よりも強いからに他ならない。
(私って、毎晩すごい人に勉強を教わっているんだ……)
アリスが感嘆の息を漏らしたら……突然、足元が揺れた。
驚いて後ろに飛びのくと、今まで立っていた場所だけ、地面が突き上げられるように動いている。
ここは鉄柵から七メートルほど離れた場所で、オリーブの木々に囲まれた中に、馬二頭分ほどの開けた空間だ。
(巨大なモグラでもいるの……?)
目を丸くして二歩先の地面を見つめていると、草の生えた地表が四角くめくれ上がり、その下にあった鉄の蓋ごと押し開けられた。
驚くアリスの目の前に、男がひとり、背中を向けて出てくる。
茶色のズボンに灰色のベストを着て、皺くちゃなハンチング帽を被った男は、風車小屋の中に隠れた悪党である。