俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
ギリギリのタイミングで短剣をかわしていたアリスであったが……オリーブの木の根に爪先を引っ掛け、体のバランスを崩してしまう。
そこにすかさずコズメルの蹴りが入り、腹部に強い衝撃を受けたアリスの体は、後ろ向きに倒れていく。
「キャア!」
悲鳴を上げたと同時にコズメルの短剣が、右から左へとアリスの胸を横切った。
(嘘、斬られた……?)
外気に肌がさらされる感覚だけで痛みはなく、斬られたのは胸に巻いたサラシまでという紙一重の被害であるようだ。
けれどもホッとしていられない。
不運にも倒れた場所は脱出口の鉄蓋の上で、後頭部を強打してしまった。
強烈な痛みに、目は火花を見た。
コズメルは笑いながら右手の短剣を振りかぶっており、死の予感にアリスは恐怖する。
その時、「アリュース!」と遠くの方で誰かに名を呼ばれた。
(誰……?)
聞き慣れているはずのその声の主がわからないのは、頭を打ち付けた衝撃で、思考力が落ちているからだ。
視界が霞みがかり、頭の中が朦朧としてくる。
そこにすかさずコズメルの蹴りが入り、腹部に強い衝撃を受けたアリスの体は、後ろ向きに倒れていく。
「キャア!」
悲鳴を上げたと同時にコズメルの短剣が、右から左へとアリスの胸を横切った。
(嘘、斬られた……?)
外気に肌がさらされる感覚だけで痛みはなく、斬られたのは胸に巻いたサラシまでという紙一重の被害であるようだ。
けれどもホッとしていられない。
不運にも倒れた場所は脱出口の鉄蓋の上で、後頭部を強打してしまった。
強烈な痛みに、目は火花を見た。
コズメルは笑いながら右手の短剣を振りかぶっており、死の予感にアリスは恐怖する。
その時、「アリュース!」と遠くの方で誰かに名を呼ばれた。
(誰……?)
聞き慣れているはずのその声の主がわからないのは、頭を打ち付けた衝撃で、思考力が落ちているからだ。
視界が霞みがかり、頭の中が朦朧としてくる。