俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
アリスにとどめを刺そうとしていたコズメルの体が、真横に吹っ飛んだのは、風のように駆けつけた騎士団長が蹴り飛ばしたからである。
(ロイ騎士団長? さっきまで鉄柵内にいたのに……)
アリスとコズメルが戦っていたのは、一分に満たないわずかな時間である。
それに気づいてから門を出て駆けつけたのでは、こんなに早いわけはなく、一体どうやって四メートルほどの鉄柵を越えたのか。
他の騎士に肩を借りたのか、それとも、逃げようとしていた悪党を踏み台にしたのだろうか。
いや、もしかすると、並外れた身体能力で跳び上がり、鉄柵のてっぺんに手を掛けて乗り越えたのかもしれない。
蹴り飛ばされて木の幹に体を打ちつけたコズメルは、痛そうに顔をしかめつつも、すぐに体勢を立て直して二本の短剣を構える。
相手が誰であるかに気づいたのだろう。
厄介な敵が現れたとばかりに舌打ちし、短剣の一本を投げつけてきた。
それを騎士団長が剣で弾く隙に、もう一本で斬りつけようと企んだようだが、見破られている。
飛んできた短剣を手刀で叩き落した騎士団長は、二本目の短剣を剣で弾き、その柄でコズメルのみぞおちを突く。
(ロイ騎士団長? さっきまで鉄柵内にいたのに……)
アリスとコズメルが戦っていたのは、一分に満たないわずかな時間である。
それに気づいてから門を出て駆けつけたのでは、こんなに早いわけはなく、一体どうやって四メートルほどの鉄柵を越えたのか。
他の騎士に肩を借りたのか、それとも、逃げようとしていた悪党を踏み台にしたのだろうか。
いや、もしかすると、並外れた身体能力で跳び上がり、鉄柵のてっぺんに手を掛けて乗り越えたのかもしれない。
蹴り飛ばされて木の幹に体を打ちつけたコズメルは、痛そうに顔をしかめつつも、すぐに体勢を立て直して二本の短剣を構える。
相手が誰であるかに気づいたのだろう。
厄介な敵が現れたとばかりに舌打ちし、短剣の一本を投げつけてきた。
それを騎士団長が剣で弾く隙に、もう一本で斬りつけようと企んだようだが、見破られている。
飛んできた短剣を手刀で叩き落した騎士団長は、二本目の短剣を剣で弾き、その柄でコズメルのみぞおちを突く。