特殊護衛団の最強姫
「「「「「グオオオオ!!!」」」」」
地を這うような魔物の咆哮に、鼓膜が激しく揺れるのを感じる。
せっかくの感動の時間が...!
思わず軽く舌打ちをしてしまう私。
ダメだダメだ。
切り替え!!
「王子様、大丈夫です。下がっていてください。」
私は、未だに私の腕を掴む王子様の手をそっと外し、ニッコリと笑顔を見せた。
しかし王子様は納得いかない様子で。
「あの量を1人で相手する気か!?ケガだけでは済まんぞ!」
そう言って、今にも暴れ出しそうな魔物たちを指差した。
あれ。
私、コイツらに負けると思われてる?
それは少し心外だな。
私はフフッと笑ってから、腰に差してあった双剣を両手に構える。
「な...双剣!?」
そして、意識を集中させ、魔物たちを思いきり睨みつければ。
「「「「「グオ....!!」」」」」
ビリッとした空気と共に、魔物が2、3歩後退した。