特殊護衛団の最強姫
「ど、どうしたのよあんた達!気圧されてんじゃないわよ!!」
焦ったように声をあげる男に、私はニヤリとした笑みを向ける。
「ほら、何してんの?かかっておいでよ。」
「ッッッ...行きなさい!あの小娘を始末なさい!」
男のその声で、たじろいでいた魔物達は勢いよく私に向かってきた。
「バカだなぁ...。」
ポツリと呟いて、次々と襲ってくる魔物を一撃で沈めていく私。
どれほど大きな魔物でも、私を見るその目には僅かに戸惑いが宿っていた。
そりゃそうだ。
一度植え付けられた恐怖に勝てる生物なんか居ないんだから。
私は最小限の動きで、できるだけ素早く魔物の数を減らしていく。
早く王子様の元へ戻らないと!
その一心で剣を振るい続け、気付いた時には、その場には大量の魔物の屍が積み上がっていた。