みずあめびより
「し、出張終わるまで待つって・・・!!」
焦って後ずさると壁に背中をぶつけた。そんな彼女を見て新貝は笑顔を深め、近づいてくる。
「さっきキスして火がついちゃった。ほっぺはノーカンでしょ?」
「ノーカンて何!?柑橘類とか!?ま、待って・・・!!」
触れずとも体温が感じられるくらいまで顔が近づいたところで、エレベーターが会社のあるフロアに着いた。
ドアが開き、その向こうにいた鈴太郎が驚いた顔をする。
「お疲れ様です。」
新貝が目線だけを彼に向け余裕の表情で言う。
「お疲れ・・・。」
───なんで上から二人で?上には他社と屋上しかない・・・。てか、距離近すぎだろ・・・。
鈴太郎は反射的に挨拶を返しながら、思わず彼を睨み付ける。新貝はその視線を悠々と受け取ると衣緒に近づいたまま耳元で言った。
「・・・気持ち良かったね。暗い屋上で二人きりで・・・。」
「な!!!!!!!!!」
「!!!!!!!!!!」
衣緒と鈴太郎が同時にものすごい顔をする。
「・・・気持ち良かったですよね。秋の夜風が。」
新貝は楽しそうに言う。
その後あまりにも気まずい沈黙が続いたが、エレベーターが1階に近づくと新貝が再び意味ありげな笑顔になった。
「じゃ、ごちそうさまでした。」
自分の唇を指差しながら言う。
「!!!!!!!!!!」
「!!!!!!!!!!」
「・・・缶コーヒー、ですよ。お先に失礼します。」
1階に到着するとあっけに取られる二人を残して満足気に微笑み、エレベーターを降りて行った。
「あいつと何かあったの?」
───絶対あっただろ。何でそんなに真っ赤になってんだよ!?
エレベーターを降りると鈴太郎が困惑と怒りを込めた表情で聞いてくる。
「あの、実は・・・。」
焦って後ずさると壁に背中をぶつけた。そんな彼女を見て新貝は笑顔を深め、近づいてくる。
「さっきキスして火がついちゃった。ほっぺはノーカンでしょ?」
「ノーカンて何!?柑橘類とか!?ま、待って・・・!!」
触れずとも体温が感じられるくらいまで顔が近づいたところで、エレベーターが会社のあるフロアに着いた。
ドアが開き、その向こうにいた鈴太郎が驚いた顔をする。
「お疲れ様です。」
新貝が目線だけを彼に向け余裕の表情で言う。
「お疲れ・・・。」
───なんで上から二人で?上には他社と屋上しかない・・・。てか、距離近すぎだろ・・・。
鈴太郎は反射的に挨拶を返しながら、思わず彼を睨み付ける。新貝はその視線を悠々と受け取ると衣緒に近づいたまま耳元で言った。
「・・・気持ち良かったね。暗い屋上で二人きりで・・・。」
「な!!!!!!!!!」
「!!!!!!!!!!」
衣緒と鈴太郎が同時にものすごい顔をする。
「・・・気持ち良かったですよね。秋の夜風が。」
新貝は楽しそうに言う。
その後あまりにも気まずい沈黙が続いたが、エレベーターが1階に近づくと新貝が再び意味ありげな笑顔になった。
「じゃ、ごちそうさまでした。」
自分の唇を指差しながら言う。
「!!!!!!!!!!」
「!!!!!!!!!!」
「・・・缶コーヒー、ですよ。お先に失礼します。」
1階に到着するとあっけに取られる二人を残して満足気に微笑み、エレベーターを降りて行った。
「あいつと何かあったの?」
───絶対あっただろ。何でそんなに真っ赤になってんだよ!?
エレベーターを降りると鈴太郎が困惑と怒りを込めた表情で聞いてくる。
「あの、実は・・・。」