みずあめびより
自分の中の複雑な想いを意識しないようにと努めて淡々と過ごそうとしたものの、それはなかなか難しく実際にはうまく出来なかった。仕事でミスをしたりはしなかったもののとても疲れた。
新貝とはあれ以来顔を合わせても挨拶をするだけであった。
いつもより一日が長く感じる日々が過ぎ、出張の日になった。
朝早く乗った新幹線でノートパソコンを開きながら一昨日の鈴太郎とのやりとりを思い出す。
オフィスの作業スペースで出張に持っていく部署の備品のパソコンやデジカメを一人確認していたところだった。
デジカメの動作には問題がなく、充電器とともにケースにしまう。
続いてノートパソコンを開いてみたが、ネットワークが切れてしまっているのか、社内システムにも共有フォルダにも繋がらなかった。
あれこれやってみたもののうまくいかない為、北岡に聞こうと思った時だ。
「システムに繋がらないのか?」
後ろから声がして驚いて振り向くと鈴太郎だった。
「あ、はい。ネットワーク設定とかいじってみたのですが・・・。」
「ちょっといい?」
そう言うと後ろから右手を伸ばしマウスを操作する。背中に全意識がいってドキドキしてしまう。
「あ、座ってください。」
左側に体を動かし席を譲る為に立ち上がろうとする。
「いや、いいよ。多分ここでパスワードを入力して・・・。」
彼が身を乗り出してきたのですぐ隣に顔があり、右側の頬が特に熱くなる。
新貝とはあれ以来顔を合わせても挨拶をするだけであった。
いつもより一日が長く感じる日々が過ぎ、出張の日になった。
朝早く乗った新幹線でノートパソコンを開きながら一昨日の鈴太郎とのやりとりを思い出す。
オフィスの作業スペースで出張に持っていく部署の備品のパソコンやデジカメを一人確認していたところだった。
デジカメの動作には問題がなく、充電器とともにケースにしまう。
続いてノートパソコンを開いてみたが、ネットワークが切れてしまっているのか、社内システムにも共有フォルダにも繋がらなかった。
あれこれやってみたもののうまくいかない為、北岡に聞こうと思った時だ。
「システムに繋がらないのか?」
後ろから声がして驚いて振り向くと鈴太郎だった。
「あ、はい。ネットワーク設定とかいじってみたのですが・・・。」
「ちょっといい?」
そう言うと後ろから右手を伸ばしマウスを操作する。背中に全意識がいってドキドキしてしまう。
「あ、座ってください。」
左側に体を動かし席を譲る為に立ち上がろうとする。
「いや、いいよ。多分ここでパスワードを入力して・・・。」
彼が身を乗り出してきたのですぐ隣に顔があり、右側の頬が特に熱くなる。