みずあめびより
お互いに想いをはせながら会場に到着する。
ロッカーに荷物を預け、受付で手続きを済ませると広い展示会場に入り、写真を撮りつつ各ブースを回る。
特に気になったブースでは鈴太郎が担当者と話し、衣緒がメモや写真を撮って資料やサンプルを受け取った。
「ちょっと休憩しようか。」
会場の隅で鈴太郎が言う。
「はい。あの、36番にカフェスペースがあって、そこでは色々な企業や個人クリエイターが作ったコップやマグカップが使われていて、好きな物を選んで飲み物が飲めるみたいです。展示会のサイト見てて気になってました。」
衣緒がパンフレットの会場案内マップを見ながら言う。
「面白いな。そこ行こう。いつもそうやってちゃんと調べてくれるの、有り難いよ。」
「!?」
髪をくしゃっとされて頭を撫でられる。
「あ・・・。」
───しまった、つい・・・。仕事中だってのに。
鈴太郎は慌てて手を引っ込めた。
「・・・やっぱり葉吉さんはすごいです。私、時々外出に同行したり、先方がいらした時にミーティングに同席することはあったけど、葉吉さんとはほとんどなくて・・・。今日ご一緒させて頂いて、メーカーさんにも商品にもすごく情熱と愛情を持って接してらっしゃるのが改めてわかりました。勉強になったし、感動しました。」
「・・・そんな事言ってくれるの彩木さんだけだよ。俺、ロボットとか言われてるし・・・。お茶、行こう。」
顔が赤くなったのがわかり彼女に背中を向けて歩き出した。
ロッカーに荷物を預け、受付で手続きを済ませると広い展示会場に入り、写真を撮りつつ各ブースを回る。
特に気になったブースでは鈴太郎が担当者と話し、衣緒がメモや写真を撮って資料やサンプルを受け取った。
「ちょっと休憩しようか。」
会場の隅で鈴太郎が言う。
「はい。あの、36番にカフェスペースがあって、そこでは色々な企業や個人クリエイターが作ったコップやマグカップが使われていて、好きな物を選んで飲み物が飲めるみたいです。展示会のサイト見てて気になってました。」
衣緒がパンフレットの会場案内マップを見ながら言う。
「面白いな。そこ行こう。いつもそうやってちゃんと調べてくれるの、有り難いよ。」
「!?」
髪をくしゃっとされて頭を撫でられる。
「あ・・・。」
───しまった、つい・・・。仕事中だってのに。
鈴太郎は慌てて手を引っ込めた。
「・・・やっぱり葉吉さんはすごいです。私、時々外出に同行したり、先方がいらした時にミーティングに同席することはあったけど、葉吉さんとはほとんどなくて・・・。今日ご一緒させて頂いて、メーカーさんにも商品にもすごく情熱と愛情を持って接してらっしゃるのが改めてわかりました。勉強になったし、感動しました。」
「・・・そんな事言ってくれるの彩木さんだけだよ。俺、ロボットとか言われてるし・・・。お茶、行こう。」
顔が赤くなったのがわかり彼女に背中を向けて歩き出した。