みずあめびより
「いえ、出張だし、会社の経費で二部屋とってるから。」
「・・・そうだよな。」
微塵の迷いもない様子できっぱりと返され、鈴太郎は心の中で苦笑した。
───出た、くそ真面目。でもこういうところが好きなんだけど。
「じゃ、おやすみなさい。」
衣緒が振り返って離れがたそうに言う。その瞳はキスの余韻が残ったままで潤んでいた。
「・・・明日、朝食7時だろ?部屋の前まで迎えに行くから。」
───自分で部屋戻るって言ったのにそんな寂しそうな顔するなよ・・・。
「いえ、私が来ますよ。同じ階だし、こちらの方がレストランに近いし。」
「早く会いたいから・・・。」
自分の口からこぼれ出てしまった言葉に照れてそっぽを向いた鈴太郎に衣緒が微笑む。
「・・・朝起きて支度したら連絡してもいいですか?もし葉吉さんも起きてたら、こちらに来ます。」
───その照れた顔、本当に好き・・・。
「・・・うん。寝てても起きるから。」
「いえ、そこまでしなくても・・・朝苦手そうでしたよね。」
「起きるって!朝の海綺麗だから一緒に見たい。」
「ふふふ、はい、楽しみにしてます、ふふふ。」
子供のようにむきになる彼を可愛いと思ってしまい、笑いを抑えきれなかった。
「笑うなよ。」
鈴太郎は少しムっとしたようにそう言うと、衣緒の体をくるっと回転させ、素早く唇を奪った。一瞬のキス。
「・・・おやすみ。」
「・・・おやすみなさい。」
目を合わせてとろけるように微笑みあった。
「・・・そうだよな。」
微塵の迷いもない様子できっぱりと返され、鈴太郎は心の中で苦笑した。
───出た、くそ真面目。でもこういうところが好きなんだけど。
「じゃ、おやすみなさい。」
衣緒が振り返って離れがたそうに言う。その瞳はキスの余韻が残ったままで潤んでいた。
「・・・明日、朝食7時だろ?部屋の前まで迎えに行くから。」
───自分で部屋戻るって言ったのにそんな寂しそうな顔するなよ・・・。
「いえ、私が来ますよ。同じ階だし、こちらの方がレストランに近いし。」
「早く会いたいから・・・。」
自分の口からこぼれ出てしまった言葉に照れてそっぽを向いた鈴太郎に衣緒が微笑む。
「・・・朝起きて支度したら連絡してもいいですか?もし葉吉さんも起きてたら、こちらに来ます。」
───その照れた顔、本当に好き・・・。
「・・・うん。寝てても起きるから。」
「いえ、そこまでしなくても・・・朝苦手そうでしたよね。」
「起きるって!朝の海綺麗だから一緒に見たい。」
「ふふふ、はい、楽しみにしてます、ふふふ。」
子供のようにむきになる彼を可愛いと思ってしまい、笑いを抑えきれなかった。
「笑うなよ。」
鈴太郎は少しムっとしたようにそう言うと、衣緒の体をくるっと回転させ、素早く唇を奪った。一瞬のキス。
「・・・おやすみ。」
「・・・おやすみなさい。」
目を合わせてとろけるように微笑みあった。