みずあめびより
「風呂あがりに何か飲んだだろ?」
彼女の唇はほんのり甘かった。
「フルーツ牛乳を飲みました。」
「懐かしいな。こういうとこ来ないとなかなか飲まないよな。」
「買ってきましょうか?」
「いや、いい、こっちで・・・。」
鈴太郎はそう言うと素早く彼女に口づけた。
「・・・!!!」
衣緒は彼の顔が離れると思わず自分の唇に触れてしまう。唇も顔も全身も熱くて、くらくらしてくる。
「うん。これで周り見回した意味あったな。」
鈴太郎は穏やかにそう言って歩き出す。衣緒は頬を真っ赤に染めたまま彼の後について歩いた。
「じゃ、おやすみ。」
「おやすみなさい。」
部屋の前の廊下で別れる。部屋に入って歯を磨き、荷物の整理や次の日の準備をして寝ようとすると携帯が鳴る。鈴太郎からのメールだった。
件名には『明日の朝起きたら見る用』とあり、本文には『これ見たら今日の事が夢じゃなかったってわかるだろ?スマホだったら動画にしたんだけど。』とある。矢印の下ボタンを押しスクロールすると写真が添付されている。
「!!!!!!」
その写真を見て思わず目を疑った。
彼女の唇はほんのり甘かった。
「フルーツ牛乳を飲みました。」
「懐かしいな。こういうとこ来ないとなかなか飲まないよな。」
「買ってきましょうか?」
「いや、いい、こっちで・・・。」
鈴太郎はそう言うと素早く彼女に口づけた。
「・・・!!!」
衣緒は彼の顔が離れると思わず自分の唇に触れてしまう。唇も顔も全身も熱くて、くらくらしてくる。
「うん。これで周り見回した意味あったな。」
鈴太郎は穏やかにそう言って歩き出す。衣緒は頬を真っ赤に染めたまま彼の後について歩いた。
「じゃ、おやすみ。」
「おやすみなさい。」
部屋の前の廊下で別れる。部屋に入って歯を磨き、荷物の整理や次の日の準備をして寝ようとすると携帯が鳴る。鈴太郎からのメールだった。
件名には『明日の朝起きたら見る用』とあり、本文には『これ見たら今日の事が夢じゃなかったってわかるだろ?スマホだったら動画にしたんだけど。』とある。矢印の下ボタンを押しスクロールすると写真が添付されている。
「!!!!!!」
その写真を見て思わず目を疑った。