みずあめびより
「えっ・・・。」
胸がドクンッと高鳴った。
「急にごめん、嫌ならいいんだ。」
「・・・私も・・・もっと一緒に、いたいです。」
わかりやすく悲しそうな顔になった鈴太郎を見て、思わず本音が出てしまったものの衣緒は恥ずかしいだけで後悔はなかった。
「そんな顔でそんなこと言うなよ・・・。」
鈴太郎は俯いて顔を背ける。
「ご、ごめんなさい。不細工のくせに出過ぎたことを・・・。」
途端に後悔が襲ってくる。
「かわいい顔してそんなこと言われてもここじゃ抱きしめられないだろ。」
「か・・・!?だ・・・!?」
「行くぞ。ここからは上司と部下じゃないからな。」
鈴太郎は掴んでいた手を繋ぎ直して歩き出した。
「7時半か・・・こないだ行こうとしてた花のカフェ、この近くだし、行ってみるか?」
「はい!」
振り返ると、嬉しそうにそう答えた衣緒の体は思ったより自分から離れていて、繋いだ手がピンと伸びている。はっとして彼女の足元に目をやった。
「あ、足痛いだろ?ヒール・・・。」
───今日もよく歩いたし、足痛いから歩くの遅いんだな。
「大丈夫です。」
「・・・。」
「あ・・・。」
鈴太郎にじっと見つめられ、衣緒は『しまった。』と気がついた。
───『大丈夫』って言っちゃった。
はっとして口を抑えた彼女に鈴太郎は優しく言った。
「靴買いに行こうか。」
胸がドクンッと高鳴った。
「急にごめん、嫌ならいいんだ。」
「・・・私も・・・もっと一緒に、いたいです。」
わかりやすく悲しそうな顔になった鈴太郎を見て、思わず本音が出てしまったものの衣緒は恥ずかしいだけで後悔はなかった。
「そんな顔でそんなこと言うなよ・・・。」
鈴太郎は俯いて顔を背ける。
「ご、ごめんなさい。不細工のくせに出過ぎたことを・・・。」
途端に後悔が襲ってくる。
「かわいい顔してそんなこと言われてもここじゃ抱きしめられないだろ。」
「か・・・!?だ・・・!?」
「行くぞ。ここからは上司と部下じゃないからな。」
鈴太郎は掴んでいた手を繋ぎ直して歩き出した。
「7時半か・・・こないだ行こうとしてた花のカフェ、この近くだし、行ってみるか?」
「はい!」
振り返ると、嬉しそうにそう答えた衣緒の体は思ったより自分から離れていて、繋いだ手がピンと伸びている。はっとして彼女の足元に目をやった。
「あ、足痛いだろ?ヒール・・・。」
───今日もよく歩いたし、足痛いから歩くの遅いんだな。
「大丈夫です。」
「・・・。」
「あ・・・。」
鈴太郎にじっと見つめられ、衣緒は『しまった。』と気がついた。
───『大丈夫』って言っちゃった。
はっとして口を抑えた彼女に鈴太郎は優しく言った。
「靴買いに行こうか。」