みずあめびより
カーテンを通して日光が元気に射しこんできて、窓の外を見なくても青空なのがわかる。前日の天気が嘘みたいな爽やかな夏の朝の始まりだった。
でも、今の衣緒にはそんなことを喜ぶ余裕はなかった。
───なんで私、こんなにちゃんとした状態で寝てるの?昨日勉強していたのに。このマットレスは葉吉さんが・・・ということは私をここに寝かせてくれたってことで・・・寝顔も見られちゃった・・・。ん?ていうことはまさか、あの時、葉吉さん寝てなかったの!?私がよろめいて倒れ込んだこと覚えてるの!?まさかまさか念を入れているのも聞かれた!?・・・いや、落ち着いて。あの時は寝てたけど、後で起きたんだよ、きっと。だって、目が覚めててあんなことあったりあんな声聞いたら反応する・・・よね。そうだそうだ、そうに違いない。いや、葉吉さんにとってはどうでもいいことだから無反応だっただけ?・・・あああ・・・しかもメイクしたまま寝てるし・・・10年前なら「やっちゃった」で済んだけど三十路になるとダメージ大きいな・・・。しばらくへこむやつだ・・・。
「おはよ」
「!」
いつの間にか鈴太郎も目を覚まし、ソファに寝転んだまま声をかけてきた。
でも、今の衣緒にはそんなことを喜ぶ余裕はなかった。
───なんで私、こんなにちゃんとした状態で寝てるの?昨日勉強していたのに。このマットレスは葉吉さんが・・・ということは私をここに寝かせてくれたってことで・・・寝顔も見られちゃった・・・。ん?ていうことはまさか、あの時、葉吉さん寝てなかったの!?私がよろめいて倒れ込んだこと覚えてるの!?まさかまさか念を入れているのも聞かれた!?・・・いや、落ち着いて。あの時は寝てたけど、後で起きたんだよ、きっと。だって、目が覚めててあんなことあったりあんな声聞いたら反応する・・・よね。そうだそうだ、そうに違いない。いや、葉吉さんにとってはどうでもいいことだから無反応だっただけ?・・・あああ・・・しかもメイクしたまま寝てるし・・・10年前なら「やっちゃった」で済んだけど三十路になるとダメージ大きいな・・・。しばらくへこむやつだ・・・。
「おはよ」
「!」
いつの間にか鈴太郎も目を覚まし、ソファに寝転んだまま声をかけてきた。