Magic Love Sea〜俺がお前のこと、攫ってやるよ〜
「確かにな!」

ラナとオーウェンがそう言い、ディートフリートは「怪しい部分は共感する。だがな、ミラを可愛いと言っていいのは俺だけだからな」と言った。

「まだあんたのものじゃないでしょ!」

「そうだそうだ!!」

「うるさい!絶対あんな男から奪ってやる」

真っ赤な顔をするディートフリートを二人はからかう。ディートフリートは早くミラに会いたいと思うのだった。



それから、ディートフリートはミラに会いに行き街でデートをするようになった。ミラは屋敷ではため息しかしていないとメイドたちの話を聞いたことがあり、心配なのだ。

「わあ!すごい!」

ミラにマジックを披露すると、あの時のようにミラは喜んでくれる。ディートフリートはさらにミラのことを好きになっていく。

そこに海賊が現れ、ミラに絡む。ディートフリートが止めに入り、ラナやオーウェンが来てくれた。これはもはやいつものことになっている。

「いつもミラって海賊に襲われるよね〜。何でだろ」
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