離婚予定日、極上社長は契約妻を甘く堕とす
なんてことを言うんだろう。くるぶしを舐めまわしながらそんなことを言われて、私はとうとう喘ぎのような声を漏らしてしまった。くるぶしがかわいいって、何。ただの丸い骨なのに。
足へのキスに気を取られているうちに、内腿を撫でていた片手が奥へと進む。すっと指先で撫でられただけで、私は背筋をしならせた。
足先から徐々に進んだキスに、翻弄された。膝の内側が、あんなに敏感なんて知らない。その奥まで丁寧にキスを施されて、声にならない悲鳴と共に背筋を逸らした。
立てた膝が震える。頭の中が真っ白になってから、ゆっくりと意識が引き戻された。ぎゅっと握りしめていた手を優しく解かれて、大きな手に包まれてシーツとの間に挟むように押し付けられた。
ぼんやりと目を開ける。私の身体に圧し掛かった和也さんが、優しく私の唇を舐めた。つんと隙間をつつかれて、従順に舌を差し出してしまうと彼がそれに吸い付き、口の中で飴玉みたいに舐めまわす。
キスをしたままだった。ぐうっと腰を押し付けられて、私は深くなる繋がりにまた全身を震わせた。しなり浮き上がる腰を彼の身体に抑えつけられる。その不自由さがまた、私の身体の官能を誘う。
より深い場所に彼の熱を感じた時、やっとキスが解かれた。
「……いずみ」
短く浅く、息を吐きながら波のように引いては高まる快感に翻弄される。彼が私の名前を呼びながら肌のあちこちにキスをする。そのキスが耳元に寄せられたとき。
「愛してる」
熱に浮かされたようなその囁きに、私はまたびくびくと下腹部を震えさせ彼を締め付けながら、その背中に爪を立てた。