病んでる僕と最強の勇者たち

一時間後、僕はふわふわした世界の中にいた。



意識はハッキリせず、自分が何をしているかよくわからない。



そして僕は、酔いが回って足元がおぼつかなく、前のめりに倒れてしまった。



でも、僕はそのとき、柔らかな何かに顔を埋めてどうにか体を支え、思考能力を失っている中で、その柔らかな何かを確かめるように両手で触った。



(柔らかくて、素敵な感触だ。

でも、これは何だろう？

モミモミ……、モミモミ……)



僕が柔らかな二つのふくらみの感触をふわふわした気持ちの中で確かめているとき、マギーの雷のような怒声が明彦へと落ちてきた。



「明彦の無礼者！」



その後、僕はマギーの平手打ちを食らい、さっきの柔らかな二つのふくらみの正体を知った。



(さっきの柔らかなふくらみは、マギーさんのおっぱい？

僕はもう何も考えられません……)



初めてのお酒は、僕に苦い思い出を残した。



僕は酔っ払って、酒場の中で眠っていた。