病んでる僕と最強の勇者たち
「敵が来るぞ、明彦。

LV99の賢者の実力、楽しみにしてるぜ」



ブライアンのその他人事のような言葉に僕は悪夢を感じていた。



どうしよう?



どうすれば、僕はこんな強敵と戦えるの?



僕がそんなことを考えているうちに、ジャイアントタイガーは僕に襲いかかってきた。



そしてジャイアントタイガーの右前足が僕の胸に強烈にヒットして、僕は七メートルほど吹き飛ばされた。



僕はジャイアントタイガーの強烈な一撃で、胸に痛みを感じながらゲホゲホと咳をしていたが、どういうわけか、それほどのダメージを受けていない。



僕はジャイアントタイガーの一撃をくらっても死ぬことなく、ほぼノーダメージで立ち上がれた。



もしかして、今の僕にはあのジャイアントタイガーの一撃を吸収できるほどの防御力があるってこと?



だとしたら、本当に僕はあのジャイアントタイガーに勝てるの?



ジャイアントタイガーはキバをむき出しにした恐ろしい顔で、僕のことをにらんでいた。



でも僕は、勇気を振り絞って、そんなジャイアントタイガーをにらみ返した。
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