秘密の懐妊~極上御曹司の赤ちゃんを授かりました~


「わぁ、ありがとうございます、嬉しいです! 開けても良いですか!?」

「えっ。ここで? ……あぁ、まぁ良いか。好きにしてくれ」


リボンを解いて中身を取り出し、私は歓喜の声をあげる。


「可愛い!」


入っていたのは、真っ白なふわふわの毛並みの可愛い猫のぬいぐるみ。


「バニラちゃん、そっくり!」

「だろ? 家にひとりでいることが多い穂乃果にと思って」

「触り心地が良くて、お顔もすっごい可愛いです。大切にしますね」


猫カフェの推し猫であるバニラちゃんそっくりのぬいぐるみを、撫で回したりムギュッと抱きしめつつ、他にも違う種類の猫もあったのかどうか気になって、私は問いかける。


「ネットで買ったんですか?」


瞬間、翔悟さんの顔が強張った。


「……いや、ホテルの中で」

「ホ、ホテルって、ここのですか?」

「あぁ。昼間見かけた時に」


仏頂面の男性が猫のぬいぐるみをレジに持っていく光景を頭に思い描いて、私は数秒動きを止める。

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