秘密の懐妊~極上御曹司の赤ちゃんを授かりました~
「はい!」と返した自分の声を耳にし、私は改めて気づかされる。こんなにも彼が好きだという自分自身の気持ちと、両手では抱え切れないほどの幸せを彼が与えてくれているということに。
まだまだこの思いは強くなる。ちらりと頭をよぎった会長の顔に気づかぬふりをし、私は笑顔で翔悟さんと向き合った。
翌朝。静かに寝室のドアを開けて、私はそっと中を覗き込む。ベッドの上の大きな膨らみがもぞっと動いたのを目にし、笑みを浮かべながら忍び足でベッドに近づく。翔悟さんの小さな寝息を確認しつつ、彼に覆いかぶさった。
すると、ゆっくり彼の目蓋が持ち上げられ、微睡んだ眼差しのまま小さく微笑む。
「お早う、穂乃果」
「翔悟さん、お早うございます」
するりと伸ばされた翔悟さんの両手に抱きしめられ、そのまま私は擦り寄るように顔を近づけて、触れるだけのキスをする。
昨夜、食事を終えた後、私は翔悟さんの家に帰宅した。その後、マンション近くの深夜まで営業しているスーパーに買い物に出て食材を買い、手を繋いで再びの帰宅。それから一緒にお風呂に入り、今いるこのベッドで愛し合い、眠りについた。