好きなんだから仕方ない。
ダメだと、信用できないと思ったら手にかければ良いという考え方しか出来なくなってしまっていたんじゃないのかな。それを阻止できたかもしれないだけ、救いなのかも。
「もうそろそろ、ここに居座るのも限界かもしれないね」
「その事なんだが、もう少し待ってもらえねぇか?たぶん、後数日待ってくれれば応援が到着するはずなんだ」
その日の夜。いつ連絡を取ったのか、パルドメールの言葉にヅヌダクが口を挟んだ。一体なぜ、いつ、どこで。パルドメールの表情は険しくなったままヅヌダクを見ていた。
仕方のない話なのかもしれない。私は王族と仕えてくれた者として信頼関係を築けていたし、二人がどんな人なのかも知ってる。何の気なしに裏切る人じゃない事くらい分かってる。
あくまで私は知っているというだけ。パルドメールも子供たちも互いに距離を変えられる状況下に置かれるのは初めて。私を裏切らないとしても自分も裏切らないとは限らない。私には味方であっても自分にとって敵かもしれないと疑うのは仕方のないのかも。
「もうそろそろ、ここに居座るのも限界かもしれないね」
「その事なんだが、もう少し待ってもらえねぇか?たぶん、後数日待ってくれれば応援が到着するはずなんだ」
その日の夜。いつ連絡を取ったのか、パルドメールの言葉にヅヌダクが口を挟んだ。一体なぜ、いつ、どこで。パルドメールの表情は険しくなったままヅヌダクを見ていた。
仕方のない話なのかもしれない。私は王族と仕えてくれた者として信頼関係を築けていたし、二人がどんな人なのかも知ってる。何の気なしに裏切る人じゃない事くらい分かってる。
あくまで私は知っているというだけ。パルドメールも子供たちも互いに距離を変えられる状況下に置かれるのは初めて。私を裏切らないとしても自分も裏切らないとは限らない。私には味方であっても自分にとって敵かもしれないと疑うのは仕方のないのかも。