好きなんだから仕方ない。
何でもかんでも自分で見て動かして助けて。不可解な死を見付けたら遡って運命を変えて。一番マシな運命になるよう草花の位置をずらしたり、助けられる命を助けられるよう促したり。

「エミィ、少し宇宙を散歩しないか?」

「んー、うん。良いよ」

トワは喜び、ステアダに乗って宇宙へと飛び出した。俺もはぐれぬようエミィ様の手を繋ぎながら二人の後を追う。
宇宙に行けば塵や惑星の欠片を飛んで移動したり、かき集めて流したり。それをすれば星にいる住人に幻想的な星空を見せてあげる事が出来る。その笑顔を見て俺たちも嬉しくなり、その心がエミィ様の力を高めてくれる。
ただ、涙が究極の感情になってしまったのはエミィ様の影響なんじゃないかと思う。
とても嬉しい時、悲しい時。自分が分からなくなるほど怒り狂った時、恐怖を感じた時もそうだろう。最初に出てくるのは言葉ではない。無意識の内に涙が目に溜まり、その後言葉が出てくる。
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