ループ10回目の公爵令嬢は王太子に溺愛されています
自分から両親を奪う事故が憎くて仕方がない。
どうにかして回避できないかといつも考えるのに結局は何もできず、ロザンナは自分の無力さに打ちひしがれることとなる。
両親の死に関しては抗う術のない大きな力が働いているようにしか思えないが、それでもやっぱり諦めきれない。事故を避けられるように今回も力を尽くそう。
そして、まるで神の力が及んでいるのではと毎回感じるのは、アルベルトに関してもである。
ロザンナがアルベルトと出会うのは、約一年後に行われる彼の誕生日パーティー。その時彼と親しくなったことで、ロザンナは恋に落ちる。
友人として良い関係が続き、両親が亡くなった後は心の支えにもなってくれた彼に依存していくのだが、アカデミーへの入学を境に純粋だった恋心に陰りが生まれる。
アルベルトとマリンの親しげな様子に嫉妬を覚え、そして彼が彼女を花嫁として選んだことに絶望し、……自ら命を経ってしまう。それがロザンナの一度目の人生だった。
二度目三度目は好きになってもらいたくて必死に頑張るもやっぱり彼の想いは得られないという似たり寄ったりの人生を送る。