183日のお見合い結婚~御曹司は新妻への溺甘な欲情を抑えない~
経営者側になると、他業種との横の繋がりも増えるそうで、以前から懇意にしているホテルオーナーに招かれたそうだ。
「父さんが行けないらしいから、俺は欠席できない。こういうの、大抵、夫婦同伴なんだよ。秘書の女性を伴って出席する独身者もいるが、俺の秘書は男だからな」
「ふーん。それで私を連れて行こうとしているんだ。でも、なんて言って紹介する気? 結婚は秘密なのに」
「うちの社員。それでいいだろ」
真衣は食器を重ねて流し台に運び、スポンジに洗剤をつけながら「和美に申し訳ないな」と呟いた。
映画の約束は先週からしていたのに、三日前になってキャンセルの連絡をするのが心苦しい。
「なんでもっと早く言わないのよ」と不満をぶつければ、柊哉が不貞腐れた顔をした。
「行きたくないならいい。秘書課の誰か可愛い子に頼むから。お前は映画に行ってこい」
「行きたくないとは言ってないでしょ! 和美には謝って、別の日にしてもらう。私がいるのに他の女性を誘わないで」
そのように言ったのは、焦りからである。
柊哉が自分以外の女性を連れて歩くのを、嫌だと思ったのだ。
「父さんが行けないらしいから、俺は欠席できない。こういうの、大抵、夫婦同伴なんだよ。秘書の女性を伴って出席する独身者もいるが、俺の秘書は男だからな」
「ふーん。それで私を連れて行こうとしているんだ。でも、なんて言って紹介する気? 結婚は秘密なのに」
「うちの社員。それでいいだろ」
真衣は食器を重ねて流し台に運び、スポンジに洗剤をつけながら「和美に申し訳ないな」と呟いた。
映画の約束は先週からしていたのに、三日前になってキャンセルの連絡をするのが心苦しい。
「なんでもっと早く言わないのよ」と不満をぶつければ、柊哉が不貞腐れた顔をした。
「行きたくないならいい。秘書課の誰か可愛い子に頼むから。お前は映画に行ってこい」
「行きたくないとは言ってないでしょ! 和美には謝って、別の日にしてもらう。私がいるのに他の女性を誘わないで」
そのように言ったのは、焦りからである。
柊哉が自分以外の女性を連れて歩くのを、嫌だと思ったのだ。