183日のお見合い結婚~御曹司は新妻への溺甘な欲情を抑えない~
不貞腐れた顔を柊哉に戻し、「ケーキはなに味? このあと材料買って帰るから、今教えて」と本人に尋ねた。
柊哉は目を瞬かせる。
「手作り?」
「うん。作った方が安上がり」
「ケーキまで作れるのか。お前、すごいな。そうだな、ショートケーキがいい。苺がまばらにのったやつ」
「まばら?」
怪訝そうに首を傾げた真衣に、柊哉は冗談めかして答える。
「それ俺の苺だろ!というのをやってみたい」
「妹とは子供の頃にやったけど、大人になってそんな恥ずかしいことやらないよ」
柊哉は実母が健在の時はひとりっ子だったので、Sサイズの誕生日ケーキは、ほぼ丸ごと柊哉のものであった。
芹沢家に引き取られてからも、苺を取り合う相手がいないのは同じだ。
三ツ星レストランのパティシエに作らせたホールケーキは、毎年必ず三台あり、余るほどであった。
それを言わなくても、真衣には想像できたのだろう。
呆れ顔でやらないと言っていたのに、「どうしてもと言うなら、一回だけ付き合ってあげる」と意見を変えた。
柊哉は嬉しく思いつつも、残念そうに眉尻を下げた。
柊哉は目を瞬かせる。
「手作り?」
「うん。作った方が安上がり」
「ケーキまで作れるのか。お前、すごいな。そうだな、ショートケーキがいい。苺がまばらにのったやつ」
「まばら?」
怪訝そうに首を傾げた真衣に、柊哉は冗談めかして答える。
「それ俺の苺だろ!というのをやってみたい」
「妹とは子供の頃にやったけど、大人になってそんな恥ずかしいことやらないよ」
柊哉は実母が健在の時はひとりっ子だったので、Sサイズの誕生日ケーキは、ほぼ丸ごと柊哉のものであった。
芹沢家に引き取られてからも、苺を取り合う相手がいないのは同じだ。
三ツ星レストランのパティシエに作らせたホールケーキは、毎年必ず三台あり、余るほどであった。
それを言わなくても、真衣には想像できたのだろう。
呆れ顔でやらないと言っていたのに、「どうしてもと言うなら、一回だけ付き合ってあげる」と意見を変えた。
柊哉は嬉しく思いつつも、残念そうに眉尻を下げた。