183日のお見合い結婚~御曹司は新妻への溺甘な欲情を抑えない~
今も、羽織の両袖に手を入れて、厳しい視線を真衣に向けてきた。
「わしの言うことが聞けんのなら、わしが払ってやったお前の大学の学費、今すぐ返してもらおうか」
「そんなの無理!」
日葉生命保険の給与は、同種の他会社に比べていい方だ。
けれども真衣の独り暮らしの住まいは安アパートで、貯金も少ない貧乏暮らし。
今すぐに学費を一括で返すことはできない。
その理由は、真衣の趣味にある。
そのことをよく知っているはずの勲が、さらに真衣を攻める。
「わしの家に置かせてやってるお前のくだらない本が邪魔なんだよ。今度の古紙回収で、みんな出してすっきりしようか」
「そ、それだけは許して!」
真衣の趣味は、乙女漫画を収集することだ。
ジャンルは学園ものからオフィスラブ、歴史ファンタジーと幅広い。
新刊だけではなく、まだ生まれていない昭和の時代のものまで古書店巡りをして買い集め、蔵書は七千冊ほどに上る。
当然、1Kの八畳間には収まりきらず、実家である集合住宅の押し入れや、祖父の家、さらには空調完備のレンタル倉庫まで利用して大切に保管していた。
「わしの言うことが聞けんのなら、わしが払ってやったお前の大学の学費、今すぐ返してもらおうか」
「そんなの無理!」
日葉生命保険の給与は、同種の他会社に比べていい方だ。
けれども真衣の独り暮らしの住まいは安アパートで、貯金も少ない貧乏暮らし。
今すぐに学費を一括で返すことはできない。
その理由は、真衣の趣味にある。
そのことをよく知っているはずの勲が、さらに真衣を攻める。
「わしの家に置かせてやってるお前のくだらない本が邪魔なんだよ。今度の古紙回収で、みんな出してすっきりしようか」
「そ、それだけは許して!」
真衣の趣味は、乙女漫画を収集することだ。
ジャンルは学園ものからオフィスラブ、歴史ファンタジーと幅広い。
新刊だけではなく、まだ生まれていない昭和の時代のものまで古書店巡りをして買い集め、蔵書は七千冊ほどに上る。
当然、1Kの八畳間には収まりきらず、実家である集合住宅の押し入れや、祖父の家、さらには空調完備のレンタル倉庫まで利用して大切に保管していた。