183日のお見合い結婚~御曹司は新妻への溺甘な欲情を抑えない~
真衣が笑ってそう言うと、定食が運ばれてきた。
「いただきます」
サンマに醤油を少しかけて、五穀米と一緒に頬張る真衣に対し、和美は箸も持たずに顔を曇らせている。
それに気づいて、真衣の中に焦りが湧いた。
「もしかして、副社長のこと、好きだった?」
柊哉がいい男だという認識は、他の女性社員と同じように和美も持っている。
キャアキャアと騒ぐ性格ではないので、恋愛対象として見ているわけではないと思っていたのだが、真衣の思い違いだったのではないだろうか。
困っているような、悩んでいるような和美の表情に、傷つけてしまったかと真衣が慌てたら、少し笑って「違うよ」と言われた。
「私、彼氏いるもの」
「そうだった。ああ、よかった。一瞬、焦ったよ。じゃあなんで、そんな浮かない顔してるの?」
「半年後に真衣はバツイチになるということだよね。気にするかもしれないと思って……」
「それね」
真衣は止めていた箸を動かしつつ、淡白に答える。
「バツイチについては私も迷ったよ。でも、もう結婚しちゃったし、戸籍の傷は気にしないことにする。漫画本を守ることの方が大事」
「いただきます」
サンマに醤油を少しかけて、五穀米と一緒に頬張る真衣に対し、和美は箸も持たずに顔を曇らせている。
それに気づいて、真衣の中に焦りが湧いた。
「もしかして、副社長のこと、好きだった?」
柊哉がいい男だという認識は、他の女性社員と同じように和美も持っている。
キャアキャアと騒ぐ性格ではないので、恋愛対象として見ているわけではないと思っていたのだが、真衣の思い違いだったのではないだろうか。
困っているような、悩んでいるような和美の表情に、傷つけてしまったかと真衣が慌てたら、少し笑って「違うよ」と言われた。
「私、彼氏いるもの」
「そうだった。ああ、よかった。一瞬、焦ったよ。じゃあなんで、そんな浮かない顔してるの?」
「半年後に真衣はバツイチになるということだよね。気にするかもしれないと思って……」
「それね」
真衣は止めていた箸を動かしつつ、淡白に答える。
「バツイチについては私も迷ったよ。でも、もう結婚しちゃったし、戸籍の傷は気にしないことにする。漫画本を守ることの方が大事」