183日のお見合い結婚~御曹司は新妻への溺甘な欲情を抑えない~
約二週間ぶりに一緒にランチをと思い立ったようだけど、残念ながら遅かった。

断ったという和美に頷いた真衣は、「呼んでも満席で座れないしね」と淡白に言う。

それで亮の話は終わったと思い、サンマの小骨を取ることに意識を向けていたら、なぜか和美が嘆息する。

「もっと残念がってあげなよ」

「なんで?」

「あいつが哀れだわ」

一緒にランチができなかったくらいで、そんなに同情しなければいけないのだろうか。

小骨を取ったサンマを口に入れた真衣が首を傾げると、和美のスマホがまた震えた。

それも亮からのようで、返信を終えた和美が眉尻を下げる。

「私より先に真衣に連絡を入れたみたいだよ。未読スルーにへこんでる」

「スマホ、机の上に置いてきた。ごめんって言っといて」

「自分で言って。間に私を挟まないで」

「うん、わかった」

契約結婚を打ち明ける前に、今日の真衣はおかしいと和美に指摘されたが、和美もいつもと違う。

怒っているとまではいかないけれど、なにか思い通りにいかないことがあって苛立っているような感じを受けた。

和美も午前中は、真衣とは別チームのミーティングだった。

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