キミの世界で一番嫌いな人。
「…先輩が…危ない状態だって…っ、」
「うん」
「家族とも連絡つかなくて、輸血する相手もいなくて……、今はずっと点滴でなんとか繋いでるってっ、」
「うん」
このままだと本当に死んでしまう。
あの状態はかなり危険だった。
あそこまで血を吐くなんて、ちゃんと検診に行ってたならいつでも医師に言えたはずなのに。
どうして誰にも言わなかったの……?
「私…っ、こうして秋斗くんを傷つけてるのも嫌だ…、」
「…青葉、ちゃん」
「だって秋斗くんは……“アッキー”は、“俺”の大切なトモダ───っ!」
そのまま勢いよく押し倒される。
ソファーに座っていたから、背中はポスッと柔らかく跳ねてくれた。
覆い被さるようにして、彼は私を見つめた。
「それは卑怯だよ、青葉ちゃん」
「んん…っ!」
抵抗ができないのは、腕を頭上で押さえつけられているから。
それでいて息ができないくらいに激しいから。
舌が入ってきては、強引に絡めとられて。