独占欲強めな外科医は契約結婚を所望する
「それに、やっぱり心配なんだ、まだ検査をしてない、愛花の脳のこと。万が一妊娠中に破裂寸前の動脈瘤が見つかったとしたら、間違いなくオペだ。でも、お腹に赤ちゃんを抱えてのオペは、母体にも胎児にも、負担になるだろう。そんな、愛花も赤ちゃんも危険に晒すようなこと、俺にはできないよ」
優しい眼差しに見下ろされ、涙が出そうになった。私のことだけでなく、まだ存在してもいない子どもにまでそんなふうに愛情を注ぐことって、きっと簡単にできることじゃない。
「純也……。ありがとう」
私、この人を好きになって、よかった。それに、これからもっと……好きになりたい。
そんな思いを込めて、私は彼の顔を両手で包み込み、自分からそっと口づけをした。
ゆっくり唇を離すと、愛しさや切なさ、そして欲情すら全部を溶かし込んだように熱い目をした純也と視線が絡む。
「……もらうよ、愛花の全部」
そんな宣言とともに膝を掴まれ大きく開かされると、甘い愛撫で十分慣らされていたそこに、純也が入ってきた。
初めてだからだろうか。ものすごい圧迫感だった。お腹の奥が苦しくて、少しだけ、鈍い痛みもある。
だけど……それよりも、ひとつになれて嬉しい気持ちの方が強い。