独占欲強めな外科医は契約結婚を所望する
秘密と言っても、蓮見先生にはすでにバレている。旭も今朝のことでさすがに気づいただろう。だったら、隠し続ける意味はあまりないのかな。
ナースたちはうるさいだろうけど……バレないように取り繕うのにも、疲れてきた。
「ううん。もう、みんなに知られても平気」
初体験を経て、純也に愛されている自信がついたせいもあるんだと思う。今の私、なんだかとても心が穏やかだ。
「よかった。俺も限界だったもん。愛花は俺の奥さんだって声を大にして言えないことが」
純也が甘い低音で囁き、私の後頭部を掴んで自分の胸に引き寄せた。トクトクと、心地いい彼の心音が耳に響いて、満ち足りた気持ちになる。
あふれる愛しさを伝えたくて、彼の裸の胸にチュッとキスをすると、純也がお返しのように私の頭のてっぺんにキスを落とす。けれど一度では物足りないというように、額に、まぶたに、耳に。そして唇に、何度も甘い口づけが触れる。
そのうち彼の手が悩ましく私の体のラインをなぞり始めたのに気づき、私は慌てた。