【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
「けど、実際来てくれた君を見たら、感情が抑えられなくなった。思うがままに抱いて、僕のことしか考えられないようにしてやりたいって。
だから⋯⋯嫉妬に狂って手を出す前に、あの場で君を帰そうと思ったんだ。」
自嘲めいた笑みを浮かべる横顔。
とても苦しそうで、胸が痛くて、ギュッっとなる。
誰かを抱きしめたいと思うのははじめてだ。
「抑えてるつもりが抑えられていなかった。⋯⋯来美の涙を見て、ようやく自分がしたことに気づいたよ。ごめんね」
顔をあげた社長は、申し訳なさそうに私を覗き込む。
そんなに謝らないで。
私は黙って何度も首を横に降る。
違う。全然嫌なんかじゃない。
むしろ⋯⋯
今の告白にじわじわと胸が熱くなった。
だから、そんな顔しないで欲しい。