【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
どう取り繕うべきか考えていると、後ろから腕が回されて、抱き寄せられた肩が触れ合う。
再び近づいた距離に、再び心臓を忙しくしていると
「だから⋯⋯何? 続き聞かせて」
「――っ」
肩口でささやく、甘えるような声。
全身に電流が走って、ごくっと息を呑んだ。
きっとこの人は、自分の利用価値というものもわかっている。
この美貌と、砂糖菓子のような甘美な声色に呼ばれたら、全人類ひれ伏したくなってしまうに決まってる。
胸を震わせていると
「お願い、来美。聞かせて」
更なるおねだりが寄せられる。