【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
「ありがとう」
社長は大きな手のひらで私の頬を包みこみ、
「嫌われなくて良かった⋯⋯」
切実につぶやくと、コツンと額を合わせた。
ドキドキする。
でもそれは、焦りだけじゃなくて
嬉しいとか、温かいとか、もっとしたいとか
心がこの人のことを痛いくらいに求めているのがわかる。
好き。
大好き。
こんな冴えない私を、こんなに素敵な人が思ってくれる奇跡。
そして大切にしてくれる奇跡。
嬉しくないわけがないよ。