【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
胸に添えられた私の手を包み込み、自らの胸に押し付けると、ブロンドの隙間からギラついた眼差しが私を射抜く。
色素が薄くて、透き通るような美しさと透明感を持つ漆鷲社長。
カッコいいというよりは中性的で、美来ちゃんも言ってたけど、あまり性的なものを匂わせない人。
でも私の手の下にある胸板は、とても硬くてたくましい。
そして、さっきまでとは違う、艶を乗せた表情。
まさに男だった。
全身の血液がざわめいて、思わずごくっと喉を鳴らした。
心臓は爆発寸前。
そんな私の沈黙を了承と見なした漆鷲社長は、クスっと笑いながら私の顎先をつまむ。
「覚えておいて。うちに来て、なにもせずには帰れないからね」
「――っ。だってここまで連れてきたのは漆鷲社長で⋯⋯」
「そうだよ。だから、下心はたっぷりある」
「な、なに言ってるんですか」