【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
その甘さに酔いそうになっていると、触れ合う唇の隙間から


「⋯⋯君を食べたい」


切実な声がこぼれてくる。

驚いて目を開くと、金色の睫毛をゆらしながら、欲を滲ませた瞳とぶつかり合って、私の身体をゾクゾクと痺れが走った。


なにいって⋯⋯


あまりにも熱い視線に戸惑い、唇から逃れて顔を背けると


「なんでそっち向くの⋯⋯まだ途中なのに」

「――っ⋯⋯」


不服そうな声を漏らした唇は、代わりと言わんばかり、そのまま耳に唇を押し付けて、優しく食んだ。

はじめは耳たぶに何度か吸いつき、そのうち耳輪を移動しながらゆっくり食まれると、身体がおかしくなったように震える。


なに、この感覚⋯⋯ヘン


その感じたことの無い刺激に恐れを感じた私は、泣きそうな顔で社長を見上げた。


「だめです。っ⋯⋯ほ、ほんとにおかしくなります⋯⋯」

「――っ!!」


涙を滲ませながら、必死に懇願した。

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