【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
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『今年の授賞者は――園部裕大さん』


その途端、大きな歓声と拍手で会場内は埋め尽くされた。

永斗さんの口から呼ばれた名前は私ではなかった。


――おめでとう

――すげーな!


2年連続ともあって、例年よりも大きな盛り上がりを見せ、周囲からおびただしい数の声援が飛び交う。


走ってステージに上がった園部は、永斗さんから賞状とあのトロフィーをもらい

そして、ガラス細工が織りなす美しいトロフィーを今年も掲げた。


色んな角度から光が反射した、その輝きは七色にも見える。


やっぱりキレイだな。

キレイ⋯⋯だな。


あぁ⋯⋯だめだ。

泣きそう。


大丈夫かと思ったけど、やっぱり胸が痛くて

まさに立っているのがやっとだ。


でも、同時に。


その結果を素直に受け入れることができて、また来年頑張ろうと思える自分もいる。


昨年は数日は落ち込んで、ひたすら園部を羨ましい、と見つめていたのに


間違いなく私は変わった。

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