【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
「悪いけど、そろそろ返してくれる? 僕のお姫様」
後ろからぐっとウエストを抱き寄せられた。
え⋯⋯?
園部の手が遠ざかり
背中にトンッ⋯⋯と温もりがぶつかった。
この落ち着いた優しい声
そして、ふんわり包む甘い花のような香り
もう、すぐにわかる。
私の大好きな人。
会いたくて、会いたくて、仕方なかった人。
肩越しに振り返ろうとしたら
まるで所有権を主張するように、そのまま後ろから両肩を包むように強く抱きしめられた。