【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
しばらく唖然としていた園部は、おそるおそる口を開いた。
「⋯⋯なんで、社長が? もしかしてあの眼鏡って⋯⋯」
「あれは僕からのプレゼント」
間をおかずに答える永斗さん。
園部は、はっと息を呑んで固まった。
おそらく、私に賭けを持ちかけて『眼鏡を取れ』なんて言ってたことを思い出しているのか、その顔は真っ青で、非常に動揺しているのが見て取れる。
そりゃ、そうか。
漆鷲フーズの社長であり、社内報どころか経済誌にも載ってしまうような素敵な王子様。
そんな王子様と私が、こんなことになるだなんて誰も想像できるわけもなく、周囲からすれば寝耳に水なのだ。
私だって驚いてるもん。
だから、園部がこんなに驚くのも無理はない。