【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―


「――抜け出そっか?」

「え⋯⋯」


永斗さんは、上着のポケットからカードキーを取り出して見せてきた。


「パーティーが終わるまでなんて、待てない。君は違う?」


形の良い唇が、ほんの少しだけ意地悪そうに吊り上がる。


俯いてポツリと返事をすると、彼はそのまま私の手を引いて静かに立ち上がったのだった。


―――――




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