【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
そして―――
永斗さんに手を引かれてやってきたのは、このホテルの最上階にあるスイートルームだった。
入った途端、息を呑んだ。
見るからに上質な家具や装飾品と
まるで異国の貴族が過ごすような、雰囲気のある部屋。
バルコニーよりも高層階にあるガラス窓からは、繊細で美しい夜景が広がる。
そして、なにより驚かされたのは
「え⋯⋯なんですか、これは!」
相変わらず永斗さんのやることは予測できない。
部屋に踏み入れた途端、室内には『Congratulations!』と添えられた豪華な花束やスタンドがあらゆるところに飾られ、ワインクーラ―にはいった数本のワインや軽食がテーブルの上に準備されていた。
さらに部屋を見て回ったら、お風呂にはバラが散りばめられているし、寝室の天蓋つきの大きなベッドにもバラ。