【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
「――しかし、くれぐれも自分の立場を忘れずに。永斗さんは、強引なところがありますから。夢中になると特に」
「⋯⋯肝に命じておくよ」
そう口では言いながらも思考は別の方向へと向かっていた。
決断したとはいえ、どう知り合おうか。
社内で話しかけたところで、あらゆる邪魔が入る。
内線を使うわけにもいかない。
肘おきに体重を預けながら、車内の天井を見上げて考えを巡らせる。
初恋に悩む中学生みたいだな。
そうして、しばらく間を置いたところで、はっと、ひとつの方法が舞い降りてきた。