気まぐれな猫と俺様束縛系飼い主のちょっと危険で甘い生活
真夜中の公園、その奥・・・二人の人影があった。

「・・グッ・・ゲェッ、ハッ・・助け・・くれ・・知らない・・ん・・だ・・」

「チッ・・ハズレか・・・。」

あれから、クスリの出所を探っていた。
今日も、売人らしき男に連絡が取れ、こうして夜中の公園まで足を運んだの
だが・・・。

手掛かりがつかめるかと思いきや、また、何も知らない末端の売人。

毎回、掴むのはこういった雑魚ばかりいで、肝心のトカゲ本体に辿り着けない
後一歩のところで後手に回ってばかりいる。

ただ、私も情報屋CAT。
今まで収穫が一つもなかったわけではない。

黒幕が二つの組のどちらかという所までは絞られていた。
黒瀬組傘下の「大西組」と「相楽組」

大西組は、以前は羽振りが良く黒瀬組と肩を並べるくらいの規模を誇って
いたが最近は収入減が激減し組の存続も危ぶまれていた。
だが、昨年、息子が若頭を襲名してから流れが変わる。
普通に考えれば、息子が再興して上手くいったと考えるところだが、実態が
つかめない。
裏で何かをしているはずなのだが、証拠がまだない。


< 17 / 104 >

この作品をシェア

pagetop