気まぐれな猫と俺様束縛系飼い主のちょっと危険で甘い生活
車が地下の駐車場に停まると、蓮は私の手を引いて外に出る。

鳴井恭が助手席から降りようとするのを手で制止、蓮は私と二人だけで
エレベーターホールまできた。

エレベーターに乗り込むと、監視カメラの死角になる奥の壁に私を押し付け
たかと思うと、荒々しく唇を塞ぐ。

「ッン・・ンン・・。」

ポーンとエレベーターが目的の階に着いたのを知らせる音が聞こえると
唇を離し部屋のドアに向かった。

そして、部屋に入ると同時、また、私を抱きしめ唇を塞ぐ。

「な・・なに・・ン・・ンン・・ハァ・・ァ・・。」

「・・・・できなかった・・・。」

「え・・何?」

蓮は私の唇から離れると顔を私の首筋に埋めながらポツリと言う。

「今日から一緒に住めるのに、邪魔されたくなかった。
 早く玲と二人になりたくて、我慢できなかった。」

「エッ・・・だから、挨拶もそこそこに帰ってきたの?」

「あぁ。」

ダメ!ヤバイ!こいつ可愛すぎる。

さっきまでのイライラは何処へやら、私の心はキュンとしてしまう。

ホント、お互い柄じゃない事ばかり・・・でも、それが心地よいとさえ
思えてしまうのは、惚れてしまったからなのか・・。」

結局、そのままベットにいき、甘い夜を過ごしてしまった。


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