青いスクラブの王子様。~私が惚れたのは、一等級の外科医だった件~



「…はい」


どうして私の名前を知っているのかさっぱり分からないが、反射的にそう返事をすると男性は自己紹介をしてくれた。


「天ヶ嶋蒼良です。…テンちゃん、に顔似てませんか?蒼介の兄なんですが…」

「あぁ!はい、似ています!」


なんとテンちゃんのお兄さんご登場。
……かなりのイケメンであります。
王子というより騎士のような。

ということは、セクハラされていた時にテンちゃんと一緒に助けて下さったのがこの方だ!



「その後、大丈夫ですか?蒼介から浪川のことは聞いていると思いますが…」

「はい、おかげさまで。その節は、本当にありがとうございました」


私の言葉に、天ヶ嶋さんは満面の笑みで「いえ、よかったです」と答えた。

はぁ。笑顔が眩しい。

にこっと笑った顔は、テンちゃんにそっくりだった。


天ヶ嶋さんは、タカノミヤに〝てぃーの〟の二号店を入れるため、打ち合わせに来たらしい。

花菜ちゃんのご主人が天ヶ嶋さんと打ち合わせをしている間に、私は話題のコーナーで花菜ちゃんにオススメを聞き、
癒し効果のあるハーブティーとコーヒーの粉末、茶葉を購入し、帰宅した。



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