Sweet break Ⅳ
廊下の壁にもたれて、素直に呼吸を整えると、持っていたメモらしきものをこちらに差し出した。
『それと”コレ”。途中で、経営企画課の大浦さん?って人に声かけられて、来週までに手配しておいてほしいって…』
受け取って見れば、自身の内線番号と共に、今月末から出張に行く社員の人数と新幹線の時間が走り書きされている。
『大浦さんね、了解。後で、総務の内山さんに切符の手配してもらおう』
『あ、後、さっき階段ですれ違った人から、6階の渡り廊下の蛍光灯が切れてるからって言われたんすけど』
すれ違いざまに軽く言われただけで、誰だったか、名前まではわからなかった、と未来君。
『交換かなぁ…それは一応、営繕担当に連絡しておくから大丈夫』
言いながらも忘れないように、さっきもらったメモに”6階・渡り廊下・蛍光灯”と書き足した。
『…何か』
『ん?』
『総務課ん中でも、僕ら庶務係って”何でも屋”みたいですよね?』
『う~ん…まぁ表向きには、社員の勤怠とか備品の管理とか決まった業務もあるけどね』
未来君をみれば、どうにも腑に落ちないという顔で、怪訝な様子をみせる。
『どうかした?』
『さっきの人もですけど、この名札のところにある”庶務係”って赤字を見て、僕に話しかけてきたみたいで』
未来君が、首から下げている自分の名札を持ち上げて指をさす。
『それと”コレ”。途中で、経営企画課の大浦さん?って人に声かけられて、来週までに手配しておいてほしいって…』
受け取って見れば、自身の内線番号と共に、今月末から出張に行く社員の人数と新幹線の時間が走り書きされている。
『大浦さんね、了解。後で、総務の内山さんに切符の手配してもらおう』
『あ、後、さっき階段ですれ違った人から、6階の渡り廊下の蛍光灯が切れてるからって言われたんすけど』
すれ違いざまに軽く言われただけで、誰だったか、名前まではわからなかった、と未来君。
『交換かなぁ…それは一応、営繕担当に連絡しておくから大丈夫』
言いながらも忘れないように、さっきもらったメモに”6階・渡り廊下・蛍光灯”と書き足した。
『…何か』
『ん?』
『総務課ん中でも、僕ら庶務係って”何でも屋”みたいですよね?』
『う~ん…まぁ表向きには、社員の勤怠とか備品の管理とか決まった業務もあるけどね』
未来君をみれば、どうにも腑に落ちないという顔で、怪訝な様子をみせる。
『どうかした?』
『さっきの人もですけど、この名札のところにある”庶務係”って赤字を見て、僕に話しかけてきたみたいで』
未来君が、首から下げている自分の名札を持ち上げて指をさす。