Sweet break Ⅳ
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未来君の主な仕事は、業務上で使う備品類の発注管理。
とはいえ、各部や課、それにその下の係ごとに必要な備品は多種多様であるために、それを一人で行うのは、そう簡単な業務とは言えない。
『どう…ですか?』
未来君が、不安そうな顔で聞いてくる。
総務課の入り口近くにある、打ち合わせスペースにはパーテーションで区切られたいくつかのブース。
眩しい程の陽光の入る窓際を避けて、一番通路に近い手前のブースで、彼の書いたいくつかの書類のチェックを行う。
『うん、大丈夫。伝票の書き方も問題ないよ…って言うか、未来君、字がきれいで読みやすい』
『子供の頃から、親から字だけはきちんと書けって厳しく言われてて、男らしい字じゃないから、友達からは揶揄われたりしたんですけどね』
『社会に出ると、こういうとこ大事だし、きっと強みになると思う』
『はい、親に感謝っすね』
未来君は少し照れながらも、素直に喜びを表現する。
このひと月、彼を知っていく上で学んだ結論は、とにかく細かく注意するよりも、褒めて育てることが最善だということ。
どうやら、ダメなことより良いところを指摘すると、もっと褒められようと、相乗効果になるらしい。
それは所謂”単純”ということなのだろうけど、私は未来君のそういう素直なところが気に入ってたりする。
未来君の主な仕事は、業務上で使う備品類の発注管理。
とはいえ、各部や課、それにその下の係ごとに必要な備品は多種多様であるために、それを一人で行うのは、そう簡単な業務とは言えない。
『どう…ですか?』
未来君が、不安そうな顔で聞いてくる。
総務課の入り口近くにある、打ち合わせスペースにはパーテーションで区切られたいくつかのブース。
眩しい程の陽光の入る窓際を避けて、一番通路に近い手前のブースで、彼の書いたいくつかの書類のチェックを行う。
『うん、大丈夫。伝票の書き方も問題ないよ…って言うか、未来君、字がきれいで読みやすい』
『子供の頃から、親から字だけはきちんと書けって厳しく言われてて、男らしい字じゃないから、友達からは揶揄われたりしたんですけどね』
『社会に出ると、こういうとこ大事だし、きっと強みになると思う』
『はい、親に感謝っすね』
未来君は少し照れながらも、素直に喜びを表現する。
このひと月、彼を知っていく上で学んだ結論は、とにかく細かく注意するよりも、褒めて育てることが最善だということ。
どうやら、ダメなことより良いところを指摘すると、もっと褒められようと、相乗効果になるらしい。
それは所謂”単純”ということなのだろうけど、私は未来君のそういう素直なところが気に入ってたりする。