カラダから始まる政略結婚~一夜限りのはずが、若旦那と夫婦の契りを交わしました~
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「たくさん歩いて疲れただろう?足は痛くない?」
「はい、平気です。色々なお店に寄っていたら、すっかり暗くなってきましたね」
日が落ちてきた午後十八時。都内を流れる川沿いの遊歩道を歩いていた。
一日デートならば、きっとこれから夜ご飯を食べに行くのだろうが、全く見当がつかない。
てっきり近場の商業施設にある飲食店か、開拓した隠れ家的な居酒屋を想像していたのだが、都市部の明かりから離れた場所へと向かっていく。
「こんばんは。予約していた美澄です」
辿り着いた目的地に目を見開いた。
そこは桟橋で、いくつかの船が停泊している。乗船の担当者と話している千里さんに、やや興奮しながら尋ねた。
「あの、もしかして船に乗るんですか?」
「そう。屋形船クルーズ。貸し切りだから、ゆっくりできるよ」
「屋形船を貸し切り……!?す、すごい」
「浴衣で屋形船って風情があるよね。最近だと少人数での貸し切りプランもよくあるみたいだったから、一緒に来たかったんだ」
「たくさん歩いて疲れただろう?足は痛くない?」
「はい、平気です。色々なお店に寄っていたら、すっかり暗くなってきましたね」
日が落ちてきた午後十八時。都内を流れる川沿いの遊歩道を歩いていた。
一日デートならば、きっとこれから夜ご飯を食べに行くのだろうが、全く見当がつかない。
てっきり近場の商業施設にある飲食店か、開拓した隠れ家的な居酒屋を想像していたのだが、都市部の明かりから離れた場所へと向かっていく。
「こんばんは。予約していた美澄です」
辿り着いた目的地に目を見開いた。
そこは桟橋で、いくつかの船が停泊している。乗船の担当者と話している千里さんに、やや興奮しながら尋ねた。
「あの、もしかして船に乗るんですか?」
「そう。屋形船クルーズ。貸し切りだから、ゆっくりできるよ」
「屋形船を貸し切り……!?す、すごい」
「浴衣で屋形船って風情があるよね。最近だと少人数での貸し切りプランもよくあるみたいだったから、一緒に来たかったんだ」