旦那様、離婚はいつにしましょうか~御曹司と清く正しい契約結婚~
「いや、指摘してくれて助かる。アメリカはワンマンで、たとえ同僚であっても誰かの失敗をうまく切り抜けることで評価が上がるようなところがあって。だから他人の前では絶対に弱音を吐けなかった。その感覚が抜けていなかったのかもしれない」
しきりに反省している相馬さんは、日本の習慣に慣れていないだけ。
私のような下っ端の言葉にも耳を傾けて、間違っていると思えば素直に反省する素敵な上司だ。
「それをやるのは、ライバル社に対してだけにしてください。ライバル社はどれだけコテンパンにしてくださっても大丈夫ですよ。ちょっと楽しみ」
私が茶化しながら伝えると、彼はようやく笑みを取り戻した。
「それに関しては善処いたします。七瀬さんの仰せの通りに」
「ちょっ、やめてください!」
仰せの通りって。
失礼な発言で気分を損ねるかもしれないと身構えていたが、話してよかった。
しきりに反省している相馬さんは、日本の習慣に慣れていないだけ。
私のような下っ端の言葉にも耳を傾けて、間違っていると思えば素直に反省する素敵な上司だ。
「それをやるのは、ライバル社に対してだけにしてください。ライバル社はどれだけコテンパンにしてくださっても大丈夫ですよ。ちょっと楽しみ」
私が茶化しながら伝えると、彼はようやく笑みを取り戻した。
「それに関しては善処いたします。七瀬さんの仰せの通りに」
「ちょっ、やめてください!」
仰せの通りって。
失礼な発言で気分を損ねるかもしれないと身構えていたが、話してよかった。