悪役令嬢は二度目の人生で返り咲く~破滅エンドを回避して、恋も帝位もいただきます~ 2
ふたり、いや、合流したヴィルヘルムも含めた三人を見て、ファブリスは口角を下げた。ヴィルヘルムの剣が、ファブリスの喉元に突き付けられている。
「――お前達……悪かった! 今のは俺が悪かったから、その物騒なものは手から放せ!」
降参の意を示しているつもりなのか、両手を大きく上げたファブリスはレオンティーナから離れた。
「別に、お前が一番適任ってだけで、お前じゃなきゃならない理由もないしな」
ひょいとレオンティーナの片手を掴み、軽々と元の位置に座らせる。それから、ファブリスは悠々とした動作で立ち上がった。
「ルイーザ皇女。ここにはまだ、面白いものがあるんだろう。見せてくれ」
「――不埒な真似をしないとお約束いただけるのでしたら」
まだティーポットを構えたままのルイーザは、じろりとファブリスをにらみつける。
「充分、反省した」
くすりと笑ったルイーザは、銀のティーポットをテーブルの上に置いた。そして、ファブリスが差し出した腕に手を置く。
「では、お兄様。あとはよろしくね」
「――お前達……悪かった! 今のは俺が悪かったから、その物騒なものは手から放せ!」
降参の意を示しているつもりなのか、両手を大きく上げたファブリスはレオンティーナから離れた。
「別に、お前が一番適任ってだけで、お前じゃなきゃならない理由もないしな」
ひょいとレオンティーナの片手を掴み、軽々と元の位置に座らせる。それから、ファブリスは悠々とした動作で立ち上がった。
「ルイーザ皇女。ここにはまだ、面白いものがあるんだろう。見せてくれ」
「――不埒な真似をしないとお約束いただけるのでしたら」
まだティーポットを構えたままのルイーザは、じろりとファブリスをにらみつける。
「充分、反省した」
くすりと笑ったルイーザは、銀のティーポットをテーブルの上に置いた。そして、ファブリスが差し出した腕に手を置く。
「では、お兄様。あとはよろしくね」