14日間の契約結婚~俺様御曹司の宇宙最強の恋物語~
「優樹菜、何か言われたのか? 愛人に。あいつ、未だにお前の事好きみたいだから」
「何を言っているの? 愛人さんは、そんな人じゃないわよ」
「へぇー。お前、あいつを庇うんだ」
優樹菜はムッとした。
そのままプイッと怒って歩いて行く優樹菜。
「おい、待てよ! 」
優樹菜を追いかけた優愛。
そのままテナントを出てきた優樹菜。
「おい優樹菜、待てって」
優愛が追いかけてきたが、優樹菜は立ち止まる事なく歩いて行った。
「優樹菜! ちょっと待てよ! 」
優愛が優樹菜の手を掴んで引きとめると。
優樹菜は怒った目をして優愛を見た。
「なんで怒っているんだ? 」
「…貴方が…何にも判っていないからよ! 」
「俺が判っていない? どうゆう事だ? 」
ちょっと乱暴に、優樹菜は優愛の手を振り払った。
「…私、もう貴方の下には戻らない」
「はぁ? どうゆう事だ? 」
「…貴方とは離婚します! 」
「離婚? なにを言っているんだ。子供は…優里亜(ゆりあ)はどうするんだ? 」
「優里亜は私が引き取ります。私から言い出した離婚だから、慰謝料は私が払います。望む金額を言って下さい」
嘘だろう?
そう思った優愛だが、優樹菜の目は本気だった。
「そうか。俺と別れて愛人と一緒になる気か? 」
「なによ、それ。今でも愛人さんの事、目の敵にしているのね? 」
「それは…あんな現場見れば、トラウマになっても仕方ないだろう? 」
優樹菜は呆れたように溜息をついた。
「もう完全に貴方には冷めたわ。だからと言って、愛人さんに言い寄る気もないし。近づこうとも思わない。でも、これだけ言っておくわ」
「なんだ? 」
優樹菜は優愛を睨みつけた。