14日間の契約結婚~俺様御曹司の宇宙最強の恋物語~

「貴方、愛人さんを殴った事覚えているわよね? 」
「ああ」

「あの時ね。愛人さん、壁に頭を強くぶつけたの知っている? 」
「そんな感じだったが、たいしたことないって言っていたが? 」

「呆れた人ね。誰も何も言わないからって、ちゃんと愛人さんの事見ているの? 」
「どうゆう事だ? 」

「愛人さん。左目が殆ど見えない状態になったの知っている? 」
「はぁ? 」

「貴方に殴られて、頭を強く打ったせいで。視力が低下してしまったようよ。本来なら両方の目が失明していたかもしれないけど。右目は無事だったみたい。左目は、今はコンタクトしてなんとか見えるようになっているけど。不自由していると思うわよ」


 まさか…
 いつも見ていても普通にしている。
 不自由な感じはしない。

 でも…。
 なんとなく右目だけをいつも動かしているような気はしていた。
 まさか…。

 信じられず茫然となった優愛。

「愛人さんが、貴方を極端に避けるのは。もしからしたら、そのことを知られたくないからなのかもしれないわね。貴方が自分を責めないように。愛人さんだけが、悪者になっているだけなんじゃないの? 」
「そんな事…」

「もういいわ。とにかく、私は実家に戻ります。優里亜は、今日は私の実家にいるからこのまま実家にお願いするわ。離婚用紙は送ります。…」

 それだけ言うと、優樹菜は去って行った。

 
 優愛は信じられずぼーっとして、暫く佇んでいた。





 愛人はあれから、テナントでリラの服を数着買って家に帰った。
 寝室を覗くと、ちょうどリラが目を覚ましたところだった。


 随分と顔色が良くなったリラ。
 明るい場所で、メガネを外したリラを見るのは初めてで。
 メガネを外したリラは、とても幼い感じが受ける。
 目はパッチリしてとても可愛くて…。

 愛人は夢で見たあの女の子に似ている気がすると思った。
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